「常に歳に関係なくチャレンジすることが大事」
菱田さんは国際言語文化学部の1期生。入学当時は女の子が少なく、サークル活動もどうしようかと迷ったそうです。結局剣道部のマネージャーに。でもそこで出会えた先輩、後輩
、また他学部の人々にも触れあうことができ、それにかけがえの無い友人にも恵まれ、今でもOB大会などに応援に行くのが楽しみだそうです。
中国語を専攻した大学生活も終わりを迎えた菱田さん、いざ就職となった時、選んだのは今でいう「フリーター」。デザイン会社の受付や、花屋さん、フラワーアレンジなどいろいろな職業を経験します。その後家庭の事情から、賃貸マンション管理などを手がける不動産会社「メゾネット」に入社。一念発起した菱田さんは30才過ぎてから「宅建」の資格試験に挑戦。難関を突破し見事合格します。
そして、会社の銭湯事業の京都伏見「力の湯」の経理を約3年担当し、2年前にできた神戸HAT「なぎさの湯」にスタッフとして加わり、今年2月オープンの「スパバレイ枚方南」の副支配人に抜擢され今に至っています。
副支配人の仕事は金銭面の管理以外に、同業者の多いこの業界、いかにして特色を出すかに知恵を絞るとともに、特に接客には気を使うところ。ただそこは持ち前の明るさと、何にでもチャレンジする心意気で乗りきっています。そんな菱田さんは社長のこんな言葉を借りて将来の夢を語ってくれました。
「仕事は楽しんでやるもの。目標を達成するだけでなく、チャレンジ精神をもって自分を高め、お客さんにも満足してもらう。」
現に野菜のソムリエ資格を最近取得したり、アロマセラピーにも興味を示したりと、その姿には何かしらパワーを感じます。「宅建も30才過ぎてから取ったが歳に関係なくチャレンジすることが大事。合格するだけが目的でなく、やることの過程が大事。」そんな菱田さんには、副支配人としての輝く品格が備わっていました。 |