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− 2006年8月号 −

平山さんと菱田さん
校友訪問
‘86年国際言語文化学部(現外国語学部)卒
菱 田 知 子 さん

‘94年国際言語文化学部(現外国語学部)卒
平 山 貴 裕 さん


スーパー銭湯「スパバレイ枚方南」 勤務)
今回の校友訪問は、枚方市にあるスーパー銭湯「スパバレイ枚方南」で副支配人として活躍されている菱田さんと、同じ職場で設備担当の主任として働く平山さんを訪ねました。
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「常に歳に関係なくチャレンジすることが大事」
菱田さんは国際言語文化学部の1期生。入学当時は女の子が少なく、サークル活動もどうしようかと迷ったそうです。結局剣道部のマネージャーに。でもそこで出会えた先輩、後輩 、また他学部の人々にも触れあうことができ、それにかけがえの無い友人にも恵まれ、今でもOB大会などに応援に行くのが楽しみだそうです。
中国語を専攻した大学生活も終わりを迎えた菱田さん、いざ就職となった時、選んだのは今でいう「フリーター」。デザイン会社の受付や、花屋さん、フラワーアレンジなどいろいろな職業を経験します。その後家庭の事情から、賃貸マンション管理などを手がける不動産会社「メゾネット」に入社。一念発起した菱田さんは30才過ぎてから「宅建」の資格試験に挑戦。難関を突破し見事合格します。
そして、会社の銭湯事業の京都伏見「力の湯」の経理を約3年担当し、2年前にできた神戸HAT「なぎさの湯」にスタッフとして加わり、今年2月オープンの「スパバレイ枚方南」の副支配人に抜擢され今に至っています。
副支配人の仕事は金銭面の管理以外に、同業者の多いこの業界、いかにして特色を出すかに知恵を絞るとともに、特に接客には気を使うところ。ただそこは持ち前の明るさと、何にでもチャレンジする心意気で乗りきっています。そんな菱田さんは社長のこんな言葉を借りて将来の夢を語ってくれました。
「仕事は楽しんでやるもの。目標を達成するだけでなく、チャレンジ精神をもって自分を高め、お客さんにも満足してもらう。」
現に野菜のソムリエ資格を最近取得したり、アロマセラピーにも興味を示したりと、その姿には何かしらパワーを感じます。「宅建も30才過ぎてから取ったが歳に関係なくチャレンジすることが大事。合格するだけが目的でなく、やることの過程が大事。」そんな菱田さんには、副支配人としての輝く品格が備わっていました。
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「自分を高めること・・・それが夢だ!」
平山さんも菱田さんと同じ国際言語文化学部出身。
大学時代は高校より続けていたラグビー中心の生活。そんな中でも特に3年、4年で経験したAリーグとの入れ替え戦は最高の思い出として今でも心に刻み込まれています。そして、勉学に対してもクラブ活動が逃げ口上にならないよう講義には欠かさず出るようにし、先生に顔を憶えてもらうほどに。山口ゼミでインドネシア語を研究したときには、軍用語を中心に戦時中の日本の影響が今でも残っていることに驚きます。
そんな平山さんも、就職の時を迎えますが、何から始めたらいいのか、何をしたいのか・・・と壁にぶち当たってしまいます。いろいろと悩んだ末にしばらくはバイト生活に明け暮れますが、阪神淡路大震災に遭遇。兄の勤めていた会社で職人として神戸の街でユニットバスの取り付け工事をしてまわります。
それから数年建築関係の仕事に従事していた平山さんは、機械メンテナンス会社に入りサービスマンとしてハードな業務をこなし各地を飛び回っていましが、その得意先の中に菱田さんがいた、京都伏見「力の湯」がありました。当時の仕事に将来の不安を感じていた平山さん、その社風が気に入り、思い切って菱田さんの会社に転職を願い出ました。
そして、それまでの一生懸命仕事に打ち込む姿が受け入れられたのか、「スパバレイ枚方南」オープンと同時に設備担当の主任として迎えられたのでした。
前職では「お客さんの要望に答える」だけだったのが、今では「お客さんに楽しんでもらいたい・・・という自分の思いから施設の機械を管理する」というように考え方が変わったといいます。そしてそのために「自分を高めること」が今の夢だとも語ってくれました。平山さんは今までの経験から、「仕事というものは責任をもってやるもの。失敗しても何か見えてくる。それが自分のやってきた道なら、必ず何かに役に立つし自分を高めることにもつながる。」と言います。設備担当でありながらも、何でもやるという姿勢で取り組む平山さん。これからどんな「経験」が待っているのでしょうか。



スパバレイ枚方南


スパバレイ枚方南のホームページ
http://www.hirakata-u.com/

〜編集後記〜
今回、菱田さんと平山さんには仕事でお忙しいなかインタビューに付き合っていただき、感謝です!「スパバレイ枚方南」は岩盤浴が大人気とか。校友のみなさんも、癒しに、リフレッシュに一度行かれるといいですよ!

さあ次はあなたの所へおじゃまするかも・・・!次回の校友訪問もご期待下さい。

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